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2010年3月10日 (水)

信号機用の「リチウムイオン電池システム」を徳島県警に納入

~災害などの停電時にも消えない信号機を実現~
   
三洋電機株式会社

 三洋電機株式会社は、交通信号機用の「リチウムイオン電池システム」を開発し、日本信号株式会社(以下、日本信号)を通じて、徳島県警察本部(以下、徳島県警)に納入する。これは、自然災害などによる停電時のバックアップ電源として活用されるもので、民生用の円筒形リチウムイオン電池(UR18650)を複数個組み合わせたシステムである。信号機のバックアップ電源としてリチウムイオン電池を搭載するのは、徳島県が全国で初めてで、2010年2月から設置を始め、昨日までに今年度の設置が完了した。
 日本全国に約20万機※2ある交通信号機は、商用電源で駆動しているため、台風などの災害で停電が発生した場合に作動しなくなり、渋滞等の交通障害につながる可能性がありました。現在、国内の主要交差点には自動起動式発動発電機が設置されているが、歩道上に設置スペースが必要であり、定期的な発電機の動作確認などメンテナンス費用もかかることが課題となっていた。
 徳島県警では、全国に先駆けて交差点の信号機のバックアップ体制の確立に取り組んでいる。三洋電機では、徳島県警、日本信号と共同で、2009年7月より信号機向けのリチウムイオン電池システムの実証実験を行ってきた。今回、その実績が評価され、徳島県内21交差点(21台)の正式納入に至った。
 基本構成は、2009年11月に発表し、今年3月から量産開始予定の「蓄電用標準電池システム:DCB-101」と同等で、一部部品の共用化や、充電制御などのシステム化技術を活用している。サイズは、信号柱に設置されている既存の信号機制御ボックスと同等とし、信号柱に設置できる軽量・コンパクトさを実現した。そのため、設置工事が簡素化され、メンテナンスも不要となるため、信号機のバックアップ電源を低コストで導入・運用することができる。さらに、自動起動式発動発動機では、稼動までに30秒程度のタイムラグが発生していたが、「リチウムイオン電池システム」では、瞬時に電源系統が切り替えられるため、停電時も滅灯(消灯)することなく、連続点灯が可能となった。また、必要とされるバックアップ時間に応じてフレキシブルな設計変更にも対応可能である。

※12010年3月9日時点、信号機バックアップ用リチウムイオン電池システムにおいて
※2平成19年度末時点 「平成20年 警察白書」より

「信号機用リチウムイオン電池システム」概要
搭載電池本数:円筒形リチウムイオン電池(18650サイズ) 312本/台
サイズ:230×370×190mm/台
質量:約19kg/台
バックアップ時間:2時間半以上
※標準的な交差点(負荷500W)に設置した場合。交差点の規模(信号の数)と信号のLED化率によって変わります。
納入台数:21台(交差点21箇所分)
信号機用「リチウムイオン電池システム」の特長(1)停電発生時にも滅灯(消灯)することなく、瞬時に電力供給が可能 従来の自動起動式発動発動機では、停電発生後に起動してから動作を安定させ、給電を始めるまでに30秒程度の間、滅灯していました。「リチウムイオン電池システム」では、瞬時の切り替え動作が可能であるため、停電時も連続点灯が可能である。
(2)軽量・コンパクトサイズを実現し、1交差点分のシステムを従来の信号機制御ボックス大に収納可能 通常、信号機は柱部分に信号機制御ボックスが設置されていますが、今回の「リチウムイオン電池システム」は、制御ボックスと同等サイズに収まる設計としていますので、歩道上等へ新たな設置スペースを確保することなく、柱部分に追加設置することができます。また、軽量・コンパクトサイズにも関わらず、1台のシステムで1交差点分(車用信号機8機、歩行者用信号機8機程度)をバックアップすることが可能である。
(3)メンテナンスの負担を削減可能 リチウムイオン電池は、長寿命でメンテナンスが不要なため、自動起動式発動発動機で必要とされていた、ディーゼルエンジンの定期点検や燃料補給などのメンテナンス費用が発生しない。

http://jp.sanyo.com/news/2010/03/10-1.html

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