タンパク質の機能を光で制御する汎用的な技術の開発に成功
~医薬品候補物質の探索法としての応用を可能に~
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
国立大学法人東京大学
NEDOの産業技術研究助成事業の一環として、東京大学大学院薬学系研究科特任准教授加藤大らは、ゲルを用いて安定に保存したタンパク質が機能を発現する“場所”、“時間”、“強さ”を光によって制御する技術を開発した。この技術により、タンパク質をはじめとする、様々な物質の機能を光で制御することが可能になる。
この技術を用いて、メタボリックシンドロームに関連する動脈硬化症の疾患タンパク質を固定化し、光照射前後で疾患タンパク質の濃度を変化させて健常状態/疾患状態のモデルを創り出すことに成功し、それに対応した医薬品の候補物質の探索が可能であることを示した。この技術開発により、今後の医薬品開発の迅速化が期待される。
この成果は、2月15日付のアメリカ化学会の科学雑誌アナリティカルケミストリー(電子版)にAccelerated Articleとして掲載された。