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2010年2月22日 (月)

半径5mmまで曲げることが可能なシングルモード光ファイバを発売

住友電気工業株式会社

 住友電気工業株式会社は、半径5mmまで曲げても、伝送損失の増加や信頼性低下が殆どないシングルモード光ファイバ『PureAccess(ピュアアクセス)-R5』の販売を開始した。 
 近年、FTTH(*1)の急速な普及に伴い、室内や交換局内での光ファイバコードの取り扱い性向上、光ファイバの接続部を収納する接続箱の更なる小型化などの要求が高まっており、小径に曲げても伝送損失の増加や信頼性の低下が殆どない、取り扱い性に優れた光ファイバが求められている。
 光ファイバの国際標準化団体であるITU-T(*2)では、このような状況を受け、2009年11月に低曲げ損失シングルモード光ファイバ勧告G.657の中に、新たに半径5mmまでの曲りを許容するカテゴリG.657.B3を新設した。
 既に同社は、FTTHの本格的普及に先駆け、低曲げ損失シングルモード光ファイバ『PureAccess』(G.657.A1準拠)の販売を2002年より開始しており、これまでに累計600万km以上の販売実績がある。
 同社は、今回新たにカテゴリG.657.B3が制定されたのを受け、これに準拠した半径5mmまで曲げることが可能な光ファイバ『PureAccess-R5』を開発し、このほど販売を開始した。

(1)低曲げ損失
 独自の屈折率分布設計により、波長1550nm、1625nmでG.657.B3の規定を十分満足する低曲げ損失を実現している。
(2)高信頼性
 G.657.B3では、光ファイバの破断に対する長期信頼性を確保するために、1%伸び相当のスクリーニング試験を実施して低強度部を排除することが規定されている。これに対して本製品では2%伸び相当のスクリーニング試験を実施し、小径曲げ時に問題となるファイバの曲げ歪による破断に対して、より高い信頼性を確保している。
(3)低接続損失
 本製品のモードフィールド径(*3)は8.6±0.4μmで、汎用シングルモード光ファイバの規格G.652に準拠しています。そのため、汎用シングルモード光ファイバ並びにG.657.A1に準拠する『PureAccess』などの低曲げ損失シングルモード光ファイバと低損失で接続することができる。
 本製品を室内用あるいは交換局内・データセンター用の光ファイバコードに適用することで、伝送損失の増加を気にすることなく取り扱えるようになり、作業性の向上が図れる。また、ドロップケーブル(*4)、インドアケーブル(*5)といったFTTH用ケーブルに適用することで、取り扱い性の向上だけでなく、接続部で光ファイバを小径に曲げて収納できるようになるため、接続箱の小型化が可能になる。
 今後同社は、このPureAccess-R5とPureAccessを組み合わせることにより、さらに効率的で信頼性の高いアクセス系ネットワークソリューションを提案していく。

【用語説明】
※1 FTTH:
Fiber To The Home 通信事業者と各家庭を直接光ファイバで結ぶ通信サービス。
※2 ITU-T:
International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector 国際通信連合の電気通信標準化部門。
※3 モードフィールド径:
光ファイバ内の光の通り道の径。
※4 ドロップケーブル:
主に電柱から戸建て住居への引き込みに使用する少心数の光ケーブル。
※5 インドアケーブル:
主に住居内の配線に使用する1~2心の光ケーブル。

http://www.sei.co.jp/news/press/10/prs782_s.html

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