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2010年1月29日 (金)

2009年度「貴金属に関わる研究助成金」の受賞者を発表

~プラチナ賞は、東北大学准教授の島津武仁氏による「次世代ストレージ・メモリへの応用に向けたL11型Co-Pt 垂直磁化膜の高性能化」に決定~

田中貴金属工業株式会社

田中貴金属工業株式会社は、2010年1月29日、2009年度「貴金属に関わる研究助成金」の受賞者を発表した。最高金額500万円が授与される「プラチナ賞」と、200万円が授与される「ゴールド賞」を含め合計20件の研究に対し、総額1,270 万円の研究助成金を授与する。
 本助成金制度は、貴金属を使用した研究・開発を行なう国内の教育機関、公的研究機関に対して「貴金属が拓く新しい世界」へのさまざまなチャレンジを支援するもので、1999 年度から毎年実施されています。第11回目となる本年度は、「貴金属が貢献できる新しい技術、商品の実用化に向けての研究・開発」をテーマに電気・電子、自動車、環境、エネルギー、メディカル、バイオ、ナノなどの分野から合計124 件の応募があった。新しい産業や技術の発展が期待されている中で、貴金属が果たす役割をさらに追求できるように、本年度は最高金額をこれまでの200万円から500 万円へと大幅に上げたこともあり、前年度の応募総数48件を大幅に上回る応募件数となった。
 厳正な審査の結果、最高金額500万円が授与される「プラチナ賞」は、東北大学准教授の島津武仁氏による「次世代ストレージ・メモリへの応用に向けたL11型Co-Pt 垂直磁化膜の高性能化」に決定した。選定理由は、提案テーマが貴金属の将来用途として大きな期待をされる次世代ハードディスク及びMRAM の磁性材料(強磁性材)に関わる最先端の開発テーマであったためである。「プラチナ賞」の授与は本助成金制度の設立以来、初めての授与となる※1。
また、200万円が授与される「ゴールド賞」は、北海道大学准教授の新倉謙一氏による「ウイルスの分子認識を利用した金属ナノシェルの構築と高感度ウイルス検出法の開発」に決定した。選定理由は、提案テーマが貴金属の新しい用途として期待されている高感度ウイルス検出技術に関わる最先端の開発テーマであったためである。
その他「シルバー賞」(7件)、「MMS 賞」(11件)、および本助成金実施概要については以下の通りである。なお、2010年度の研究助成金については、今秋に募集予定である。
1 過去10回の研究助成金にて、「プラチナ賞」の受賞該当は無し
2009年度「貴金属に関わる研究助成金」の受賞者一覧
プラチナ賞 (1件、500万円)
東北大学 准教授 島津武仁
「次世代ストレージ・メモリへの応用に向けたL11型Co-Pt垂直磁化膜の高性能化」
ゴールド賞 (1件、200万円)
北海道大学 准教授 新倉謙一
「ウイルスの分子認識を利用した金属ナノシェルの構築と高感度ウイルス検出法の開発」
シルバー賞 (7件、各50万円)
京都大学 教授 岩田 博夫
脳動脈瘤治療用白金系コイル等の脳血管内治療用デバイス作成に用いる非磁性合金の開発
神戸大学 教授 竹内 俊文
分子インプリント蛍光性ナノ粒子と疎水性金コロイドを用いた特異的蛍光センシング
筑波大学 准教授 冨重 圭一 バイオマス関連化合物変換のための貴金属触媒の開発
東京農工大学 教授 早出 広司
高感度イムノクロマトセンサのための新規検出プラットフォームの開発
東北大学 助教 大森 俊洋 新しいIr基超高温材料の開発
東北大学 助教 永沼 博
二重トンネル接合素子の反強磁性固定層における貴金属元素の役割
東北大学 准教授 吉川 彰
貴金属合金と機能性材料融液との濡れ角評価の研究と融液成長用ルツボ材への応用展開
MMS賞 (11件、各20万円)
秋田大学
教授 石尾 俊二
大阪府立大学
助教 興津 健二
大阪府立大学
准教授 齊藤 丈靖
鹿児島大学
准教授 土井 俊哉
京都大学
教授 田中 庸裕
信州大学
産学官連携研究員 清水 航
東北大学
准教授 張 偉
長崎大学
教授 香川 明男
長崎大学
教授 田邉 秀二
北海道大学
教授 米澤 徹
琉球大学
教授 斉藤 正敏

2009年度「貴金属に関わる研究助成金」概要
【 分 野 】 電気・電子、自動車、環境、エネルギー、メディカル、バイオ、ナノ、その他
※ 商品化・実用化において、貴金属が重要な役割を果たす研究内容であること
※ 貴金属に関する開発が、その商品化・事業化の進捗にブレークスルーをもたらす内容であること
【 テーマ 】 貴金属が貢献できる新しい技術、商品の実用化に向けての研究・開発
【助成金額】
・プラチナ賞 500 万円(1 件)
・ゴールド賞 200 万円(1 件)
・シルバー賞 50 万円(数件)
※ 研究助成の対象期間は、原則1 年間
※ 各賞は、実用化に向けて特に大きな貢献が認められると判断されるものを対象としており、
「受賞該当なし」の場合もあります
【募集対象】日本国内の教育研究機関あるいは公的研究機関に所属されている方
【応募条件】
・研究を通じて製品開発、技術開発、指導など当社と情報交換いただけること
・他の貴金属材料メーカーと共同開発を行なっているもの(予定も含む)は、その旨を明記すること
※ すでに商品化・事業化が実施あるいは予定されているものは除く
※ 分析、評価、生産技術等の基礎研究は除く
【募集期間】2009年9月1日(火)~2009年11月30日(月)17:00 メール受信分まで
【応募総数】124件
【研究助成金制度に関するお問い合わせ】
田中貴金属販売株式会社 マーケティング部 MMS セクション
「貴金属に関わる研究助成金制度」事務局
〒100-6422 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルディング22 階
TEL: 03-5222-1301 E-mail: joseikin@ml.tanaka.co.jp
HP アドレス: http://prexnet.jp

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