燃費向上に貢献する低フリクションハブユニット軸受を開発
日本精工株式会社
日本精工株式会社は、自動車の燃費向上に貢献する低フリクションハブユニット軸受を開発した。市場での信頼性を落さずに低フリクション化を実現した特徴を生かして、2013年に本製品の売上28億円を目指す。
近年のCO2排出量削減要求やガソンリン価格高騰を受け、自動車メーカーでは環境対応が急務になっている。対応策の一つとして、ハブユニット軸受を含む、自動車のエンジンからタイヤまでの全ての回転部分の摩擦(フリクション)を低減し、走行抵抗を低減することが挙げられる。
ハブユニット軸受には、苛酷な市場環境での使用を前提に、外部からの泥水浸入防止用の密封装置(シール)が装着されている。そのため、低フリクション化には、軸受内部とシール両方のフリクション低減が必要になる。
しかし、一般的に、低フリクション化と、軸受機能(耐久性、剛性、シール密封性など)は、トレードオフの関係にあるため、単純に低フリクション化すると、市場での信頼性を損なう恐れがある。
同社は、軸受内部設計の最適化、最適グリースの選定、及び低フリクションシール開発により、市場での高信頼性を確保したまま、ハブユニット軸受のフリクションを25%低減させた「低フリクションハブユニット軸受」を開発。
【製品の特徴】
下記により、市場での信頼性を落さずに、ハブユニット軸受のフリクションを25%低減した。
■軸受内部フリクション低減
軸受内部設計の最適化と、最適グリース選定により、ボールと軌道面の接触部におけるフリクションを低減。
■シールフリクション低減:低フリクションシール開発
改良材料の適用と、CAE活用してリップ形状を最適化することにより、シール密封性を落さずに、シールフリクションを低減。
http://www.jp.nsk.com/company/presslounge/news/2009/press091207.html