液晶パネルの廃棄ガラスを利用し、環境に配慮した高機能性塗料を開発
シャープ株式会社
シャープ株式会社は、液晶パネルの生産工程で排出される廃棄ガラスを利用し、液晶パネル用ガラスの特性を活かした、高機能性塗料を開発した。同社から既に発売されているLED防犯灯のアルミニウム部品に採用する予定で、資源の有効活用に貢献していく。
液晶パネルの生産工程では、マザーガラスを画面サイズに切り出す際、ガラス端材が発生して廃棄ガラスとなる。液晶パネル用ガラスには、高強度や低膨張性、耐熱性などの優れた特性があるが、軟化温度が高いため、既存の設備では再びガラス原料として再生することが困難だった。
そこで同社は、高温溶融を必要としないガラスの再生利用に着目し、ガラスを細かく破砕した粉末を顔料と調合させることで新たに高機能性塗料を開発した。この塗料には、液晶パネル用ガラスの特性である、高強度、耐摩耗性、耐熱性などが活かされており、街路灯など、日光や雨風に直接さらされる製品の耐久性を高めることができる。このため、LED防犯灯の塗装工程に使用した場合、塗膜の厚みを約40%削減することが可能となり、塗装時間も3分の2に短縮され、資源やエネルギーの節約と生産の効率化が図れる。
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/091207-b.html