古河電気工業が沖電線に電極線の商標権を譲渡
古河電気工業株式会社
沖電線株式会社
古河電気工業株式会社は沖電線株式会社に、古河電工のワイヤカット放電加工機用電極線※1,2(商標名 フルエース)の商標権を譲渡することに合意した。
古河電工はこれまで鋳造から製品まで一貫生産してきたが、今後は素線までを製造し、沖電線が古河電工の素線を加工して製品化する。12月中に譲渡契約を正式に締結する予定。古河電工の日光事業所(栃木県日光市)内の電極線専用工場は2010年3月を目処に閉鎖。沖電線が岡谷工場(長野県岡谷市)で最終製品まで加工し継承したブランド(フルエース)の販売を行う。
日本国内の電極線市場は、近年中国への金型メーカーの製造拠点の移管が進んだことによる金型の製造個数減少に伴い縮小傾向にある。このような事業環境のなか、今回の譲渡契約により古河電工は素線の製造・販売に特化することで長年培った合金技術の更なる展開を図る。沖電線は「フルエース」ブランドを継承することにより販売シエアを拡大し、電極線事業の強化をめざす。
■用語解説
※1:ワイヤカット放電加工機
髪の毛ほどの太さのワイヤを使って金属を加工する機械。加工は電気の力(雷のような放電現象を起こしてそのとき発生する熱)で、金属を溶かして切断する。ワイヤ放電加工は加工物と接触しない非接触加工かつ溶融加工のこと。
※2:電極線
ワイヤカット放電加工機で使用される金属製のワイヤ。一般に銅65%、亜鉛35%の合金である黄銅が使用される。