三洋、HIT太陽電池で2012年度に国内市場トップシェアを目指す
三洋電機株式会社
三洋電機株式会社は、拡大する太陽光発電システム国内市場において、2012年度40%程度(MW換算)のトップシェア獲得を目指し、国内販売体制を強化する。
国内の太陽光発電システム市場は、政府の補助金や2009年11月1日に導入された「太陽光発電の新たな買取制度」を追い風に今年度は昨年度比大幅増となる見込みである。
◆新たな買取制度で優位性を発揮するHIT太陽電池
2009年11月1日に導入された新たな買取制度は、家庭の太陽光発電システムで発電した電力から自家消費した電力を差し引いた余剰電力を電気料金の約2倍で電力会社に売ることができる制度で、設置面積当たりの発電量が多いほど余剰電力は多くなり、売電金額は大きくなる。
多くの特許技術や同社独自のノウハウによりHIT太陽電池は、高い変換効率に加え温度特性にも優れていることから設置面積当たり世界トップクラスの発電量が得られる。
◆流通チャネルの拡大・強化により、トップシェア獲得のための国内販売体制の構築へ
1.既存有力店の全国展開、チェーン化
同社の主力販売網である、家庭用太陽光発電システムの販売・施工・アフターサービスのノウハウを有し、最終ユーザーとの接点である有力販売店の全国展開・チェーン化などをサポートし、強固なパートナーシップを構築する。
2.太陽光発電を推進する商社系BtoB販売チャネルの強化
最終ユーザーへの販路として、販売店への接点となる太陽光発電システムの販売を強化する商社系の販売ルート(BtoB)も同時に強化し、販売量の拡大を図る。
3.地域電気店を通じた販売網を活性化
地域の電気店は、その地域に密着し多くの顧客ニーズを把握しており、オール電化との組み合わせなど顧客ごとのきめ細かな提案力を強みに、HIT太陽電池を提案していく。
◆HIT太陽電池の強みが活かせる新たな買取制度を追い風にブランド力を強化
「太陽光発電の新たな買取制度」では、設置面積当たりの発電量が多いほど電力会社に売ることができる余剰電力が多くなり、家計の面では月々の電気代が得になる。2009年11月1日からの新制度でさらにメリットの拡がるHITの特徴を強力に訴求し、攻めの営業を展開する。
当社では販売促進のためのツールとして、11月から開始される本制度に対応したシミュレーションソフトをいち早く開発し、店頭での説明などで活用している。これは太陽光発電を導入した場合、年間の光熱費がどれだけ節約できるかなどを分かりやすくシミュレーションできるソフトで、実際に導入した場合のメリットを実感できるものである。
また販売地域としては、全国展開を基本にしつつ、設置可能な屋根の面積が限られる場合が多い、都市部で他社に差をつける戦略を展開する。
※1 太陽光発電の新たな買取制度:2009年11月1日から導入開始。太陽光発電システムによって発電した電力から家庭内で消費する電力を差し引いた余剰電力をこれまでの約2倍(48円/kWh)の価格で10年間電力会社に売ることができる制度。
※2 HIT太陽電池:HITはHeterojunction with Intrinsic Thin layerの略。HIT太陽電池は、同社が開発した独自構造の太陽電池セルで、結晶シリコン基板とアモルファスシリコン薄膜を用いて形成したハイブリッド型。高変換効率・温度特性等の優位性により、設置面積あたり、世界トップクラスの発電量が得られる。