マニピュレータ、ロボット統計生産・出荷実績(2008年1~12月期)を発表
社団法人日本ロボット工業会
標記の「マニピュレータ、ロボット統計生産・出荷実績【会員+非会員】2008(平成20)年1~12月期」は、社団法人日本ロボット工業会の月別統計調査(正会員及び賛助会員)による実績の他に、会員外(非会員)についてもアンケート調査を行い、業界全体の実績調査結果としている。その実績社数は109社となった。
受注額は、対前年比▲15.7%の6,210億円となり、2年連続でマイナス成長となった。
生産額は、対前年比▲12.7%の6,220億円となり(資料1)、2年連続でマイナス成長となった。
年前半は前年並みの高水準で推移したものの、世界同時不況の影響で急激に悪化した。リセッションにより、すべてのユーザ産業で動きが止まり、ロボット需要も激減した。
2大ユーザである自動車産業と電気機械産業では、設備投資の延期や縮小、凍結が、世界規模で実施されることとなり、その影響には多大なものがあった。そのため、現状では急回復は望めないことから、今年‘09年の年間見通しは非常に厳しいものと予測される。
総出荷額は、対前年比▲10.2%の6,498億円となり(資料1)、2年連続でマイナス成長となった。
国内出荷額は、同▲13.4%の2,472億円となり(資料1)、3年連続でマイナス成長となった。
輸出額は、同▲8.1%の4,027億円となり(資料1)、7年ぶりにマイナスに転じた。これは、‘01年のITバブル崩壊の年以来となる。
自動車産業向けは、対前年比+4.0%の950億円となり(資料2)、3年ぶりにプラスに転じた(資料3)。電子・電気機械産業向けは同▲26.9%の945億円となり(資料2)、2年連続でマイナス成長となった。
自動車向けでは、溶接用で若干の落ち込みがあったもののマテハン用や塗装用で堅調な需要があり、ほぼ前年並みの実績となった。
一方で、電気機械向けは、主にFPD、半導体向けやパソコン、携帯電話関連での需要低迷が全体を押し下げている。
溶接用は、対前年比▲3.2%の572億円となり(資料1)、2年ぶりにマイナスに転じた。電子部品実装用は、同▲22.5%の1,711億円となり(資料1)、7年ぶりにマイナスに転じた。これは、‘01年のITバブル崩壊の年以来となる。
自動車向けの主要用途である溶接用では、欧州向けは堅調に推移し中国向けは伸長著しい状況にある中、米国市場の低迷が全体を押し下げる要因となった。
電子・電気機械向けの主要用途である電子部品実装用は、主要マーケットであるアジア向け(特に中国)は、年後半に失速しマイナスに転じた。FPD(ガラス基板搬送)用は、薄型TV等の売れ行き好調を背景に、欧米、アジア向けなど全般に大きく伸長した。半導体(ウェハ搬送)用は、年間を通じて低迷し大きく前年を下回るとともに、今後の先行き見通しも厳しい状況にある。
FPDとは…フラット・パネル・ディスプレイ(液晶、プラズマなどの薄型ディスプレイ)